2月26日

新型コロナウイルスで世界中が騒いでいますが、猫にも猫特有のコロナウイルスがあります。これは、猫の半数近くが感染しているウイルスが突然変異を起こして伝染性腹膜炎を起こすもので、こちらは発症してしまうと、致死率はほぼ100%。ほぼと書いているのは、アメリカでは新しい薬が出ているからです。日本では承認されていないため、輸入すると猫1匹に100万円ほどかかるのだそうです。

保護猫の施設でこの伝染性腹膜炎に猫がかかった場合、隔離して最期を看取る行為しかできないのが一般的ですが、

我が家の猫がいたシェルターでは、子猫の一匹が伝染性腹膜炎(FIP)にかかったとウェブサイトで公表したら、薬代を支援するという人が連絡してきて、この猫は現在この薬を試しているところだそうです。たまっていた腹水が減って効果はありそうですが、完治するかどうかは不明。

それにしても、猫の薬でも認可が遅いのでとてつもなく高額な薬。猫に高度医療を提供することに賛否両論あると思いますが、腹水がたまり動けなかった猫が歩きまわるようになった写真を見てほっとしたのも事実です。